シンガポールで映画を観るの巻。。。

シンガポールに来て2カ月半が過ぎたが、そういえばその間にこちらで映画館で映画を3本観た。

1本目は「ドクター・ストレンジ」⇒日本での公開は来年1月。

2本目は「君の名は。」

3本目は「ファンタスティック・ビースト」⇒ 日本でも既に公開済み。

4本目は「モアナと伝説の海」⇒ 日本での公開は来年3月


こう見ると、やっぱり日本て外国の映画が公開されるのだいたい遅いよな・・・と。

韓国とかと比べてもだいぶ遅いので翻訳の時間とかの問題だけじゃないような気がするんだが・・・どうなんだろう。


シンガポールの映画事情についての私の感想は、まずとにかく上映期間が短くて、みんな公開されたらすぐ観に行くみたいな感じ。

日本だと1~2カ月くらいは上映されると思うけど、シンガポールでは3週間?とかで終わったりするので、本当に公開されたらすぐ行くくらいのつもりじゃなきゃ、もう終わってる。

この前それを知らずに「ブリジットジョーンズの日記3」を観たいと旦那ちゃんに言ったら、まだ3週間しかたってないのに、それもう終わったんじゃないと言われ、慌てて調べたら次の次の日が最終上映日だった。

で、急いで映画館まで行ったのはいいけど、金曜日の夜だったので上映時間の20分前にチケット買いにカウンター行ったらすでに全席売り切れ・・・(ちーん。。。)


統計的に調べたわけじゃないけど、シンガポールは映画を頻繁に観に行く人の割合が日本よりかなり高い気がする。


私がシンガポールに来る前も旦那ちゃんは週末は頻繁に友達と映画を観に行っていて、

旦那ちゃんはテレビ関係の仕事をしているから、映画好きなのかなと思ってたんだが、メディア関係の仕事とかしていないシンガポール人の友人同士でも、日々の会話の中であの映画観た?とかそういう会話が日本の普通の若者(って自分を若者って定義していいのかわからないが)より絶対多い気がする。

私がシンガポールで見た映画は人気俳優が出演する映画だったり話題作だったので、毎回満席だった。週末だったというのもあるだろうが、ディズニーアニメ映画で土曜日の夜遅くの上映で、日本じゃここまで満席にはならないよな~と思う。アナ雪とかなら別だけど、モアナだろ?みたいな。。。


まあ映画料金が安いっていうのが、映画観賞がこれだけポピュラーなアクティビティになってる理由のひとつだろう。

なんにしても日本の映画料金が高すぎる。シンガポールは大人でもいつでも8ドルとか9ドル=800~900円くらいでかなり安いので、日本よりも気軽に観れる。

ニュージーランドはシンガポールほど安くはなかったけど、それでも日本よりは安かったように記憶している。


あとは、基本的に日本ほど娯楽アクティビティの種類が豊富じゃないことも、シンガポールで映画を観に行く人が多い別の理由でもある気がする。

カラオケやボーリングが日本ほどたくさんあるわけじゃないし、日本ほど安いわけじゃないし、国土も狭いので日本みたいに週末遠出して出かける場所もそんなにないし・・・みたいな。(遠出していなら基本的にマレーシアに行くしかない。)

これはニュージーランドも一緒だよなと思う。私が住んでたニュージーランドのダニーデンはそんなに大きな都市ではなかったので、パーティーとか好きじゃない子たちは基本的に週末の夜することがなくておとなしく映画館で映画観る、みたいな。


シンガポールの映画館でいいな、と思うのは、

いろんな国の映画が上映してること。

基本的に欧米の英語のメジャーな映画は上映しているし、

中華系の人が多い国なので、中国や台湾、香港の映画も多い。

それに加えにほんではあまりメジャーではないタイの映画も上映されている。

あとは日本の映画もいろいろ公開されている。

最近では大泉洋の「アイアムアヒーロー」とか、「デスノート」とか、ポケモンとかドラえもんとか、いろいろ公開されてる。

「君の名は。」も公開されて、現地の新聞でも話題になってた。

「ゴージャスなアニメ」って紹介されている。 ↓

私が観に行ったときも満席で、シンガポール人の若者だらけだった。

私の旦那ちゃんはおもしろかったって言ってたけど、隣に座ってたシンガポール人の女の子(知らん人)は「頭混乱してストーリーわからん」とか言っていた。

うーん、たしかに、日本人独特の感性がないと理解し難い部分も多いアニメだよな。


あとは、韓国の映画も人気。シンガポールでは他のアジアの国同様にK-POPは人気。

あとは、シンガポールはインド系の人も多いので、インドの映画、ボリウッド映画もよく上映されている。

旦那ちゃんに聞いてみたところ、インド映画は基本的にインド系の人しか観ないので、英語の字幕がない映画も多いらしい。

日本や中国、韓国の映画だったら英語の字幕出るし、英語の映画だったら英語が苦手なシンガポール人(特に年配に多い)のために中国語の字幕も出るのに、インド映画には字幕ないのかよ。 基本インド系しか観ない設定。

でも旦那ちゃんはそもそもインド映画をほとんど観たことないので、よく知らないらしい。なので、今度私が確認してみようと思う。

写真は映画館にあるボリウッド映画の宣伝 ↓

それと、シンガポール人は映画を観ているときにおもしろいシーンで日本人よりも大きな声を出して笑う。

これはまあ多分日本以外の国だったらだいたい当たり前だよなと思う。

ニュージーランド人もそうだったし、昔ドイツで映画を観たとき(たしかハリーポッターの第2作目だ、なつかしい)もそうだった。


しかし、シンガポールの映画事情でひとつ不満なのは、欧米のメジャーなブロックバスター的な映画や日本、中国、韓国、インドのメジャーな映画はどこでも上映してて、みんな観ているけど、

インディーズ映画というかちょっとマイナーだけど、味がある芸術的な映画を観てる人が少ない。

そういう映画の話をできる人が本当に限られている。

そういう映画を上映している映画館がどこにあるかも知らない人が多い。

今まで出会ったシンガポール人の中でそういう話をして理解してくれたのは、旦那ちゃんの大学の友達で映画を専攻していた子とその旦那さんくらい。

なので、自分でこれから探して観に行くことにする。

今のところネットで見つけたそれっぽい映画館はここ。↓


でもでも、シンガポールはやはりアジアの大都市なので、いろんなアート系イベントが開催されていて、

今は「シンガポール国際映画祭」が開催中。日本の河瀨直美監督も来るし、いくつか作品も上映される。↓

この前までは「フランス映画祭」も開催されていたし、先月は日本とシンガポールの外交50周年を記念した日本とシンガポールのショートフィルムフェスティバルもやってた。

いろいろやってるので、自分で探して行けば、いろいろな作品が観れる環境ではあると思う。


あと、シンガポール映画っていうジャンルがあるのかと聞かれればきっとあるんだろうけど、

なにしろこれだけ小さな国なので、そんなにメジャーな作品がたくさん出てくるわけではないようだ。

シンガポールには「Lasalle College of the Arts」という芸術大学があり、映画を学べるコースもあるようなので、人材育成はしているんだろうけれど。


私は「シンガポール映画」と呼ばれるものをまだ観たことがないので、今後機会があれば観てみたいと思う。


それでは、今日はここまで。。。



らいおんの国からこんにちは

Life of a Japanese Girl in Singapore らいおんの国シンガポールで、ゆるきゃら系シンガポール人と結婚し、暮らしている日本人女子(?)のブログです。

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